京都府教育委員会
教育長 武田 暹 様
舞鶴に新設される養護学校に関わっての要望書
舞鶴に新しい障害児教育をつくる会 会長:森下 亮一
(舞鶴市吉野719-1 0773-63-5431)
貴職におかれましては、子どもたちの健やかな成長のため、とりわけ障害のある子どもたちに対する教育行政の推進のためご尽力いただいていることに敬意を表します。
私どもは先日の新聞記事にて、補正予算において舞鶴における養護学校建設に関わって3500万円の『基本設計費』が計上され、平成17年度4月開校予定で計画が進められるということを知り、貴職等のご努力により舞鶴における養護学校の新設がいよいよ具体化し現実化してきたことを大変喜んでおります。
さて、私どもは以前から舞鶴における養護学校新設に関しまして機会があるごとに意見や要望などを提示させていただいてきたところです。今回改めて、下記のような要望事項をまとめさせていただきましたので是非ご検討いただき、新しい養護学校の設置とその内容について父母や関係者の思いを反映させていただけますよう、お願いいたします。記
こんなところにできたらいいのに
通学時間は家を出てから30分〜45分以内になることが必要だと考えます。複数の小回りのきくスクールバスを運行することが必要ですし、そうすれば可能でしょう。
舞鶴の中心部にあって、地域の小・中・高等学校に近い位置にあることで日常的な交流が密にできることはいうまでもなく、地域の人々が気軽に学校行事等に参加できる様な学校(場所)であれば、障害がある子ども達のことや養護学校の理解にもつながり、子ども達の生活も豊かになり、地域の一員として生活していく大きな力となるでしょう。
また、公共交通機関の利用などもしやすい場所がいいと思います。
舞鶴地域のセンター的な学校 (乳幼児から卒業後まで一貫した支援体制が取れる学校を。)
障害の発見からのサポートそして幅広い相談活動が日常的に行えるようなシステムが必要だと思います。地域の保健所、保育所や幼稚園、療育施設、小学校、中学校など関係各所と連携して、養護学校がこの地域のセンターとして機能できるようであればいいと思います。
卒業後を考えると、地域の中で本当に自立し社会参加するためには、高等部終了後の「専攻科」を設置して社会に出る準備期間が必要ではないでしょうか。
寄宿舎はぜひ設置を
舞鶴市は広いですので、距離的、時間的に通学が困難という地域は存在します。
それだけでなく子ども達が生活の基盤を整え、身辺自立や集団生活を経験し自立し社会参加をする力を養う場、豊かな放課後、豊かな生活を保障する場として寄宿舎はとても重要です。保護者の就労の保障なども考え、是非設置をして欲しいものだと考えます。
いつも元気に通えるように
日常的に医療的ケアが必要な子ども達がいることを考え、医療機関との連携が必要不可欠です。学校医はもちろん専門医(主治医等)と密接な連携ができる体制が必要で、また校内に医師(それに准ずる者)が常駐する体制も整えられるといいのではないでしょうか。
こんな施設の充実を
バリアフリーであることはもちろん、子どもたちの障害・生活年齢に応じた施設・設備が必要です。学部ごとに体育館をとまでは行かなくてもそれに近いプレイゾーンが必要ですし、特別教室なども学部ごとにまた障害の状況にあったものが必要です。
温水プール、シャワーはぜひ必要ですし、床暖房を含めた冷暖房設備はいうまでもなく、最新の情報技術の活用や療育などに関わった施設設備の充実した学校を建設してもらいたいものです。
また、食べること、排泄すること、休むことなども大切な教育の内容であり食堂、トイレ、休む部屋などが、人間として当たり前の生活をするために必要な施設設備の整った学校を望みます。
放課後、休日が充実できるように (ひとりぼっちの時間が増えるだけでは困ります。)
通学時間が短くなり、毎週土曜日が休みの週5日制が実施されたことから、クラブ活動や学童保育(高等部までを含む)などで、充実した豊かな時間を作ってやらなければなりません。保護者の負担や就労の保障なども考えて余暇活動の場を保障して欲しいと思います。
そのために学校に隣接してそういった場所を設置して、必要な子どもたちが活動できるような条件を作って欲しいと思います。
先生・職員の人たち
専門性を持ち、子どもたちのそれぞれの発達を保障していくために必要な余裕のある先生・職員の配属が望まれます。また与謝の海養護学校に通っている子どもたちがほとんどですので、子どもたちに対する指導の継続という意味でも、与謝の海養護学校の教育を発展継続できる人員配置が望ましいのではないでしょうか。