平成13年10月15日
京都府教育庁指導部高校教育課 御中
府立学校の在り方懇話会障害児教育部会最終まとめに向けての意見
舞鶴に新しい障害児教育をつくる会
会長 森下亮一
貴職におかれましては京都府の教育行政の推進、とりわけ障害児教育の推進のためにご尽力いただいていることに敬意を表します。
先日、京都府教育長が議会において「在り方懇話会」の中間まとめを受けて検討され、京都府北部に養護学校1校の新設の方向で検討を進めていることを表明されました。
私たちはそのことを受けて、広く意見を求める活動を現在行っております。折しも貴職において「在り方懇話会」の最終まとめを行うにあたっての意見の募集をされていますので、現在出されてきている意見を送付させていただきます。「あり方懇話会」の最終まとめの作成に少しでもお役に立てれば幸いです。
・一番はやはり通学時間を30分以内にしてほしいことです。それと、教室の床ですが、頭を打っても怪我をしないようにしてほしいですし、1年中通して裸足でもすごせるように、特に冬場は床暖房だとうれしいです。身体の弱い子は冬場がとても体調を崩しやすく、熱を出すことも多いです。暖かくすごせる室内づくりをしてほしいです。トイレもまた暖かく、便座もいつも暖かい状態であってほしいと思います。もちろんトイレはすぐ近くに作ってほしいです。舞鶴に養護学校ができた時には、何もかも初めてですからいろいろと大変でしょう。舞鶴に住んでいる人たちが養護学校の子供たちをどのように受け止めてくれるのか心配な部分もあります。
・小学1年〜高等部3年までの、いろいろな障害の子が通える学校が欲しい。北部の気候を考えた校舎。休日放課後も余暇活動に場を提供してくれるスペース、遊具設備度も考えてほしい。
・今まで片道1時間半ぐらいかけてバス通学をしていましたが、通学時間も短く子ども達も少し楽になるのではないでしょうか。家庭でみていくのが大変な子ども達には、絶対寄宿舎は必要だと思います。高等部卒業後1,2年は養護学校においてもらい社会に出る準備期間が必要ですし、実現してほしい。
・私の家は僻地で、通学路のバス停まで道が狭くて、冬は雪で車が出せなくて休む日が多かったので、寄宿舎に入れてもらって助かっています。舞鶴に学校ができても寄宿舎が絶対に必要だと思います。卒業後の障害者の職業訓練校も併設してほしいと思います。
・通学時間が30分以内というのは最低のラインだと思います。また自然はたくさんほしいですが、自然しかない(辺鄙なところ)のは困ります。各学部がそれぞれ独立してあり、それぞれにちゃんとした設備(教育設備+生活設備)がほしいです。誰でも入れる養護学校であってほしいですが、重度の人も軽度の人もそれぞれに十分力を育てられる教育の体制(施設的+人的)を作ってください。
・来年度から完全週休二日制になりますが、子ども達の放課後や休みの日をどう過ごさせられるか今から悩んでいます。親の負担は増すばかり、この不景気の中生活も大変です。舞鶴市や地域の取り組みといっても参加できるような取り組みはありませんし、与謝の海のPTAが中心になって取り組んでいる活動は来年以降どうなっていくのでしょうか。来年度からは予算がつかないのではないかとも聞いていますが。また、学童保育も障害のある子ども達にとってはとても重要な場所であって、どんどんと行政としても施策として取り組むべきだと思います。
・家を出てから30分以内につくような場所がいいです。交通の便がいいところがいいです。寄宿舎はあったほうがいいです。畑やグランドが広くあったらいいです。駐車場も広くあったらいいと思います。スクールバスを細かく走らせてほしいです。温かみのある学校、たとえば床はコンクリートじゃなくて木を使うとか・・・。車椅子や身体の弱い子でも便利なように作られたエレベーターなどがあるといいと思います。西舞鶴からも東舞鶴からもちょうど真ん中ぐらいの距離に学校があったらいいと思います。
・卒業後のことが気にかかります。職業訓練ができるような施設設備を隣接して建設していただきたいと思います。難しい部分もあると思いますが子ども達の将来のためにぜひともお願い致します。
・ワープロ、パソコンなどの設置。器械に興味がある子が多く使い方を教えていってほしいから。スクールバスは舞鶴に学校ができても必要。
・私には障害のもった息子がおり現在与謝の海養護学校で勉強をしています。養護学校入学時から寄宿舎に入舎し、毎週金曜日の夜か土曜日の午後に迎えに行き、日曜日の夜寄宿舎に送る生活を繰り返しています。普段は離れて生活していますが、親が年老いた後の子どもの将来が気になり、頭のすみから離れたことはありません。養護学校にいる間は安心しておられますが、作業所もいっぱいと聞いており、卒業後の進路のことを思うと頭が痛くなります。
卒業後の進路は厳しい状況ではありますが、少しでも自立や社会参加に向けて力を育てるのが寄宿舎ではないかと思います。
小学部入学前は、両親とも働いており時間に追われて親が子どもに手を貸すことが多かったですが、寄宿舎では入浴や洗髪、排尿便の自立に向けて取り組んで下さり、日常生活動作や行動がより確かなものになってきました。また、地域の中ではなかなか得られない人との関わりも、低年齢の子どもから高等部のお兄さんお姉さんまで一緒に生活する中で、遊んだりけんかをしたり時にはお兄さんに甘えたりしながら、小さい子には優しく接したりと人として大切なことを学んでいるように思います。
将来、施設やグループホームなど(どのような形になるかはわかりませんが)、どの子もいずれ親を離れて生活しなければならなくなります。このような時寄宿舎で生活しておくことも一つの経験として生きてくると思います。
今までの入舎により、寄宿舎は単に通学困難な子どものためのものではなく、卒業後の進路に向けて集団生活の体験や自立のためにぜひとも必要だと思います。
京都府北部に養護学校が新設されるという話を聞きますが、新しい養護学校にはぜひ寄宿舎を併設し、希望するみんなが入れる寄宿舎にしてほしいと思います。
・近年、医療的ケア(吸引や注入など)を必要とする子ども達もケアがあれば元気に通学できるようになって来ました。ぜひ、今度できる新しい養護学校でも医療的ケアが保障されるよう、条件整備をしてほしいと思います。
・医療との連携という点では、学校医はもちろん専門医(主治医)との密接な連携ができる体制が必要だと思います。また、校内に医師(それに準じる者)が常駐する体制も整えられるといいのではないでしょか。
・一日も早い舞鶴市内での開校を強く希望します。